浄水器とセラミックフィルター
ほとんどの浄水器には、活性炭を使ったフィルターが使用されていて、汚れや塩素などを吸着し、水の安全を保ってくれていますが、時々、活性炭のほかにセラミックのフィルターを使用した浄水器があります。
一般的にセラミックのフィルターと聞きましてもピンと来ないかもしれませんが、セラミックで作られたフィルターが存在しています。
水をきれいにするためにセラミックを使用しますと、非常に簡単な原理で浄水することが可能となりますから、水道設備が乏しい発展途上国や後進国などでもよく使用されています。
現在、我が国で浄水器として販売されているものに使用されているセラミックのフィルターは、0.0001mmという微細な孔が空いています。
これほどの小さな孔がたくさん空いているということは、それだけ表面積が広いということでもありますから、有害な細菌類や不純物を100%に近いくらい、取り除くことが出来ます。
ですから、ここに活性炭のフィルターもダブルで使用しますと、無敵に近いくらいの浄水器が出来上がることになります。
しかも、セラミックのフィルターは非常に長期にわたって使用できますから、結果、経済的にも優れていると言えるでしょう。
ただ、セラミックは陶器の一種でありますから、孔を均一に空けるのは非常に難しい技術であるとされています。
ということは、商品によって多少の違いが表れるということでもありますね。
しかしながら、いずれにしましても、水の安全に問題が生じるほどのことにはなりませんので、心配は無用です。
ひとことに浄水器と言いましても使われている素材も様々であれば、その効果も様々です。
浄水器の導入を検討する際には、まずご自身が何の目的で浄水器を利用したいのかを明確にして、その用途に合った浄水器を選ぶといいと思いますよ。