脳科学を使った0歳児教育7ヶ条とはどのようなものか?
脳科学の権威である久保田競さんを夫に持つ「脳科学おばあちゃん」こと久保田カヨコさんは、昔から行われてきた育児法が脳の発達に大きな効果があることを発見しました。
脳の発達が著しい0歳児のときに、親が正しいアプローチをすることが、一生の脳の働きを決めるというのです。
脳をしっかりと発達させる教育7ヶ条は次のようなものです。
(1)オムツ替えは必ず声をかけながら行う。
最初に発達する感覚は聴覚です。
(2)1日につき5回以上「いないいないばぁ」をする。
期待して待つことで、集中力が高まり、希望を叶えられた満足感も得られます。
(3)いろんな色が使われている子供服を着せる。
視覚の発達とともに色彩感覚を育てます。
(4)できるだけおんぶをするよう心がける。
運動の発達とともに平衡感覚を養います。
(5)幼児語をやめる。
無駄に言い直しの練習をしなくてよくなります。
(6)箸や鉛筆、クレヨンなどの道具は、まず正しく使っているのを何度も見せる。
よく見ることで使い方を覚えます。
子どもの後ろから同じ視点で行うのがポイント。
(7)「どっちが好き?」という質問を常にする。
前頭連合野の判断力を磨きます。
前頭連合野とは、将来を予測して計画を立てたり、時間を判断して予定通りに動いたり、やりたいことを我慢するなど情動を抑制したりと、人間が社会活動をする上でとても重要な脳の部位です。
この7ヶ条をただ機械的に行っていれば良いのではありません。
最も大切なのは、親の“愛情”を脳が感じられることです。
子どもを育てるのは、子ども自身の幸せな人生のためであることを忘れないようにしたいものです。
愛情を持って子育てをすることは基本ですが、できれば脳科学から得た知識を使って子どものためになる教育をしていきたいものです。
そのためにも7ヶ条についてチェックし、できそうなことから始めてみてはどうでしょうか。